錯覚
2017年7月12日暑いの苦手です。
しかし毎年、
「今年は去年より暑さに強くなったなあ~全然大丈夫やわ!」
とちょっとばかり暑い日が続いた5月の暑さに耐えた自分をほめたたえ
「・・この前のは夏ちゃうかったんや、騙された。」
と7月にうなだれる。
そんな感じです。だいたい、40年ほど暑いの苦手やのに、毎年暑さに強くなったと思うのが図々しい。プロポリスとか飲んでるわけでもないし、体鍛えてるわけでもないのに、5月、初夏の木々の勢いに便乗して自分もレベルアップしてると錯覚するわたしです。
そして今年もすでに錯覚から目覚め
そうめんと麦茶に浸かって秋を待ちたいと思っております。
始まりの点
2017年6月16日一目見ただけでどんどん広がるものや、映像が次々に浮かぶ言葉に出会う時があります。
そんな時、鳥肌が立ってそっちの世界へ飛んでいきます。
どこで誰がいつとか、想像力の広がりを止める情報は右耳から入っても左耳から流して、その世界に飛んで行きたい。
探して見つかるものではないけれど、うまいこと出会うようになっています。
キラッと光る始まりの点
そこから広がる世界。
他の人には何が見えているんだろう?
なんてったって、私が見えているのはほぼナンセンス喜劇ですから。
私が見た始まりの点が、他の人にはサスペンスの始まりかもしれない。
ヘルパーは、利用者さんの見ている景色を想像するのが仕事なので、たくさんの世界が見れて楽しいなあと思います。
カラスと芥子の花
2017年4月21日あっちこっちに芥子の花が顔を出す季節になりました。
こんなとこからも!
ここにも居るぞ~
そして、カラスもあっちこっちから顔を出します。
事務所の前が資源ごみステーションで、なぜかプラスチックごみの日にカラスが現地集合かけているようです。
この前、朝の7時ごろ、カラスが食べられへんから放り投げたプラや、袋が破れて風に流されたプラで、事務所の前が天空の天の川のようになっていました。
「相手のことを知って対策を考えよう」と思い、松原 始さんの書かれた『カラスの教科書』という本を買いました
カラスは生物界の掃除屋でなんでも食べる極端な雑食性らしい。
ちょっと抜粋
『カラスの利用している餌は全く違う場所で栽培されたり、飼育されたり、漁獲されたりしたものが、流通、購買というステップを経て、人間以外は誰も利用できない状態で街にやってくる。そもそも産地が違うのだから、都市に住む生態系ですらない。これがゴミになって街角に出された瞬間、突如としてこの物質が生態系に対してオープンになる。
つまり、都市というのは、基盤となる生態系がないのに食べ残しだけがポンポン出てくる、という奇妙な場所なのである。ここに、スカベンジャー(生物界の掃除屋)にとってのみ異様に都合のいい世界が誕生する。路上にごみを出すということは、カラスにえさを与えているに等しい』
『行き倒れた何かの死骸があれば、ハゲワシ達が見つけてどんどん集まって、食べ残しや落ちている死骸を掃除屋たるスカベンジャーがきれいに片づけてしまうから、自然界にはゴミは存在しない』
『カラスがゴミ袋にくちばしを突っ込んで中身を引きずり出す姿は、動物の死骸から内臓を引っ張り出す行動と全く同じだ。ゴミ袋は「皮に包まれた肉」でありそれは要するに死骸と同じなのだ』
面白い。プラに群がるカラスの先に、大自然が見えてきました。
しかし、いくらカラスが雑食でも人間の作ったプラスチックは食べられません。だからカラスが食べ残すほど不自然な人間界のゴミは、人間が掃除屋になるしかないですな。納得。