餅つきます!
投稿日: 2017年2月22日 カテゴリー: 未分類
インターネットで購入したミニ餅つきのセットの中に、緑色の布が入っているビニール袋があって、先日よく見たら『おもてなし』とビニール袋に達筆で書いてあって、中に緑色の足袋が入ってました。
(餅つきの時には、緑色の足袋がおもてなしの役割をするのか?
餅つき経験者に聞かねば・・・)と思いつつ日々が過ぎ
今日もう一度よく見たら、『お買い上げ感謝の粗品』って小さく書いてありました。
老眼がじわじわと私のところへ来ております。ミニ石臼がよく見えているうちに餅つきせねば。
3月1日 大安吉日 11時頃からみんなの木で 餅つきますよ!
その人の生き方
投稿日: 2017年2月15日 カテゴリー: みんなのお話
重度訪問介護を利用されている方の中には、『ちょっと手を伸ばして耳の横を掻く』『疲れたから肩を回す』、『自分から見える、ほんの少し歪んでいる置物の位置を直す』、『寒いけど今は窓を開けていたい』…など私が人の意見を聞くことなく自由に動いている事や、『特に深い意味はないけれど自分の意思でしている』事でも、いちいち自分の意思をヘルパーに伝えなければ実行できない方がたくさんいます。
そんな意思を伝える時、ヘルパーに「そんなことする必要あるの?」、「こっちの方がいいよ」とか言われることも多々あると思います。私なんか特に、『何となくこっちが落ち着く、私の事はほっといてくれ。』と思うことが多いので日々の自分の意思選択をいちいち説明するとなると、疲れるだろうなと想像しています。
しかしヘルパーも人間ですから意見もあります。それが人間社会です。
そのヘルパーの意見に同意できて意見を変えたり、めんどくさいから同意したり、そのヘルパーに理解できるようにわかりやすく説明したり、このヘルパーには説明するだけ無駄だとあきらめたり、とにかく自分の言うようにしてくれと何度も伝えたり・・・
ヘルパーに意思を伝える毎日です。それがその人の生き方になる。
そして私のヘルパー人生で知る限り、誰よりも、その自分の意思の実行のために戦い続けた、もの凄い暴れん坊が、この世を去って逝かれました。
はじめて会ったとき、(体が動けなくても言葉だけでこんなに大暴れできるのか)と驚いたものです。自分には自分の意思で生きる権利がある。何でわからんねんボケ!!そんな感じでした。
怒鳴る、罵る、叫ぶ。
意思が伝わらないヘルパーに対しての感情的な言動にあきれることもありましたが、この暴れん坊を通じて他のヘルパーさんのプロの仕事をたくさん見せてもらえました。ご本人から学んだこと、たくさんありました。
『あきらめたら終わりやで、あきらめたらそこで終わり。』
あきらめることがいいとか悪いとかではなく、あきらめたら終わりだと、そういう生き方を全うされたと思いました。
まだ走り回ることが出来た子供のころに、山に杉の木の苗を植えるアルバイトをしてたと言ってたけど、大きくなってるかなその木。
早起きして牛乳屋さんが配達した牛乳を飲んで回った話とか、河川敷を勝手に開拓して畑作った話とか、面白かったな~。また一つ、壮大な映画を見終えた感じです。
元気な時もしんどい時も、帰る時には『ありがとう気をつけて帰ってね』と言ってくれました。
ほんとにありがとうございました。
鬼のこと
投稿日: 2017年2月3日 カテゴリー: 未分類
今日は節分。鬼について思うこと。
いま気になるのが心に棲む邪気。なんかわからん苛立ちとか、妬み、あれは鬼やね。鬼。
苦手でした。無邪気なひと。元気で明るいとかとまた違って、今までの人生で鬼が生まれるほど虐げられることも、力で意思を曲げさせられることもなかった、しあわせな人です。人が心に鬼を持つなんて想像すらできないひと。
鬼が存在しないから、鬼に負けないように必死に戦ってるひとのことを、知らない。
そんな無邪気な人が現れると
もの凄い戦いになる。
自分の鬼が大暴れするわけです。「あいつを引きずり込め」
その誘惑に、負けないように必死で押さえつけ戦いながら笑っていることを、想像すらできないんですよね。無邪気な人って。
(無邪気って楽しそう。こっちは必死で戦ってるのに。もう無理…誰か助けて…)
そこで自分の鬼が囁く『他人の苦しみに気づいてないよ、あの人。気づかせろ。引きずり落とせ!』
鬼が自分を助けてくれる気がするんです。わかってもらえる気がする。
でも無邪気な人に気づかれてないのは鬼で、それによって苦しいのも鬼で、自分ではないんちゃうか?鬼と手を組んで引きずり落とされるのは自分です。
鬼の口車に乗せられたら自分も鬼になる。鬼の口車をパンクさせて、踏み倒して先へ進まなければ。たとえこの戦いに、誰も気づいてなくても、神様は先で待ってくれている。
鬼を押さえて神を仰ぐ。そんな感じです。
しかし邪気を侮れません。邪気はずる賢く逃げ足も速い。だから鬼がクローズアップされる節分はチャンスなんです。
自分の鬼と戦う人たち、張り切って豆をまきましょう。自分の鬼を狙い撃ち。
鬼は~そと~鬼は~そと!