訪問介護　みんなの木　ヘルパーステーション

ずっこけますよ

月曜日に笑ってしゃべってた人が、土曜日にいなくなる。

「ひと箱では足らんやろ」と言われ、ちょっといいティッシュを買いにいったのに
いいティッシュまでたどり着くことなく逝ってしまった。
どこにいくのかな？
みんなどこにいくんやろ？
死んでいなくなるということが、私にはいまいちしっくりこないことだらけで、抜けたねじがどこなのか？バランスが崩れる。ねじを探すというより、抜けた状態でバランスが取れるように自分の体を合わせていくような。それが、なかなか時間がかかるんだけれど
バランスが崩れてずっこけても
「好きなように生きろ」と逝ってしまった人たちが笑ってくれてる気がするのです。
これからもずっこけます。次元を超えたお笑い芸人。

250ｍの先から

この前の美容師さんの話を思い出そうと、２５０ｍ先についてしつこく考えていて
（たしかに、５０ｍ先のことはもう変えようがない気がするけど、２５０ｍ先なら何とかなるんちゃうか。）
という気がしてきました。

そういえば、『動物はもともと持ってる危険回避能力』って言ってたような気がする。
『魔法の力でお花畑にな～れ～』とかいうメルヘンではなく、なんというか人間も持っている能力の一つで、使い方を忘れてしまってる、のかな？
携帯電話の普及で電話番号を覚える記憶力を忘れてしまったような感じか？

きっと、忘れてしまっていることも忘れて使われることなく、ぷかぷか浮かんでる力はいっぱいあるんやろうな。
忘れてることも忘れてるって事は、想像力で思い出すしかないね～。
やっぱり、想像力は宇宙をつくってるよね。

２５０ｍ先から宇宙までいってしまいました。

250ｍ先

ときどき髪の毛を切ってもらってる美容師さんは、
「客に話してるように見せかけて、自分に言い聞かせとるんや～はっはっは～」
と言いつつ哲学的なことを大きな声で話します。
「この前講習会の先生がゆうとったけど、明日のこととか先のことを嫌な風に考えて心配してたらそんな風になっていくんやて、人生は自分の思った通りになっていくから嫌なことでもその人がそればっかり考えてたらそうゆう風になっていくんやて、だからうまいこと行くとおもっとったらええねん。２５０ｍ先ぐらいまで思ったとうりになるんやで。」

いろんな話をいい感じのリズムで、そこにいるみんなに向けてしゃべってる感じで、なんとなく聞こえてくるＢＧＭのように聞いてたから、帰りの電車の中でだんだんその話がよみがえってきて気になってきました。

なんで２５０ｍ？