伝説の妙薬
投稿日: 2017年4月13日 カテゴリー: みんなのお話
利用者さんの付き添いで買い物へ行く道に梅の木があって、梅の時期はきれいに咲いておりました。「この前小さな実がなっていたよ」と教えてくれて梅干しの話になりました。
「自分で漬けたらおいしいよ。昔は姉が梅の実をいっぱい送ってきてくれたから、毎年漬けてたけどな~、今はもう姉も居てないし・・・手間もかかるしな~。たしか昔漬けた梅干しまだ残ってたんちゃうかな・・・」
と昔漬けた梅干の入った小さな瓶を食器棚の下の奥のほうから引っ張り出して見せてくれました。
なんかお宝発掘のようなその登場のしかたと、伝説の妙薬のような雰囲気がとてもうらやましくなって
「すご~い!私も漬けようかな」とつぶやくと、漬け方を教えてくれました。
『一個づつきれいに洗って拭いて、ちょぼ取って、塩につけてから、干して、しそを洗って・・・』
「うひょ~。聞いてるのは楽しいけど、自分がやると思うと、頭がくらくらします・・・。めんどくさがりの私は5個が限界ですわ。」と肩を落とすと
「5個って(笑)、そんなちょっとで売ってないよ!」
と言われました。
どなたか梅の実5個だけわけてくれませんかね?もしくは一緒に『伝説の妙薬』作りませんか?